工作部門案内

◇工作部門紹介

 

昭和46年に筑波大学建設計画の一端として、東京教育大学理学部物理学教室が中心となり、工作センター設立が立案されました。

昭和52年には工作センター設置が認められ、昭和53年4月から機械工作とガラス工作について暫定的に業務を開始し、昭和55年度には当初計画の設備設置などが完了しました。

平成16年4月、筑波大学の独立行政法人化に伴い改組となり、研究基盤総合センター工作部門となり、現在に至っております。

工作部門には、専任教員、機械工作とガラス工作を担当するスタッフがおり、設計・技術相談や研究・実験用機器の製作を通して研究・教育への支援を行っております。また、学内の学生や教職員が自由に利用できる公開工作室があり、安全教育や機械加工実習による「ものづくり」教育を随時行っております。

筑波大学に所属する教職員、学生、研究員等の方々はどなたでも利用できます。学内施設ですので、設計・技術相談をしながらご希望の仕様の装置・部品を製作できます。また、設計変更にもすぐに対応できます。

「ものづくり」で困ったときは、是非ともご相談下さい。

 

◇どんな物が作れるか

 

工作部門では機械工作とガラス工作ができます。残念ながら、木工は扱っておりません。

機械工作では、汎用工作機械(フライス盤、旋盤、平面研削盤など)や数値制御(NC)工作機械(マシニングセンタ、NCフライス盤、ワイヤ放電加工機)を使って、単純な直線形状から曲面形状まで加工できます。また,TIG溶接、銀ろう付などの溶接設備もありますので、これらの加工を含む機器の製作もできます。工作部門で加工できない特殊な加工は、外部の企業に依頼しますのでご相談下さい(例:板金加工、鋳物、金型、熱処理、メッキ、パイプ加工、ビーム加工、電装部品など)。
ガラス工作は、基本的には手作業になりますが、汎用のガラス旋盤、研削盤、電気炉、カッター等も備えており、実験用のガラス機器の製作修理をお受け致します。精密切断機やCNC卓上フライス盤もあり、切断加工や溝加工もできます。また、高真空排気装置もありますので、試料の真空封入やガラスデュワーの真空引きもできます。